yokotori 2014 [murmur]
Dora García
ヨコハマ トリエンナーレ 2014:
華氏451の芸術-世界の中心には忘却の海がある
「華氏451」と言えば、レイブラッドベリなのか…
と、いまさらながら。
だって、読んでないんだもん。
だから、どうしてもトリュフォーなんだもん。
と、頭の中では映画のシーンがチラホラ、チラホラ…
静かな作品に心惹かれた。
第1章が、特に。
真っ白の向こうに見えるのも…
そのラインの間に潜む世界…
最初、無限のように思えたものも
次第に限界が見え始め…
そんな空間の最後に現れたのが
笠原恵実子さんの「OFFERING」彫刻作品。
崇高さを秘めたその佇まいは
ミニマルでどれも美しく…
会場内の所々で出逢う作品たちは
展示観賞中に於いての「忘却」に
気付きを与えてくれているかのようにも感じられ…
新港ピアでの「OFFERING」写真は、兎に角、圧巻*
でも、アートとして展示されている作品に
もしお金が入ってしまったら
やっぱりなんとも俗っぽいものに
感じられてしまうのかなぁ…こわいなぁ…
そんな危うさも潜んでいるみたい。
その他の作品については…
悲しかったり苦しかったり、気持ち悪くなったり。
全体として「忘却の海」に溺れてしまい
危うく死にそうになったりしたけれど…
それゆえに、会場を出たときの
曇り空から降り注ぐ柔らかな光とか
海風の爽やかさとか
紅葉した街路樹の美しさとか
「いま」をとても愛おしく感じることが出来たかな。
今回もまた言っちゃうけれど、箱的に。
やっぱりいつもの美術館より倉庫のほうが
断然いいのになぁ…
笠原恵実子さんのサイト、是非*
http://www.emikokasahara.com
+
今回、初めてひとりで行ったトリエンナーレ
だからかな
沢山?色々思い出した*
ちゃんと進んでいるのかな?
全然自信ないけれど*
行き先、間違っていたりしないかな?
ときどき不安になったりして
だけど、駅の発車メロディに思わず*
後押ししてくれているのかな?
全部見えたりするのかなぁ…
嫌われてたりしないのかなぁ…
2014-10-22 01:06
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